家族婚を予定しているけれど、招待状は本当に必要なの?
小規模な結婚式だからこそ、わざわざ招待状を用意しなくても良いのでは、と思う方も多いでしょう。(実際私はそう思っていました)
しかし、家族婚でも招待状を用意することで、場所や日時の連絡ミスを防いだり、思い出として残せるメリットがあります。
また、親族に丁寧な印象を与えるためにも、招待状は大切な役割を果たします。
この記事では、家族婚で招待状を作るべき理由、例文や手作りする際の注意点について詳しく解説します。
家族婚における招待状のマナーや作成方法を確認して、準備の不安を解消しましょう!
家族婚でも招待状を用意する理由
家族婚は少人数でアットホームな雰囲気が特徴ですが、それでも招待状は用意した方がベターです。
親しい間柄なら「招待状は必要ないだろう」と考えがちですが、後々のトラブル予防になることもあるため、しっかり準備しておくことが大切です。
私は6人だけの少人数婚なので、最初は「招待状いらないかな?」と思っていましたが、以下の理由を考慮した結果、用意することに決めました!
場所や日時の連絡ミスを防ぐため
招待状を送る一番の理由は、結婚式の場所や日時の連絡ミスを防ぐためです。
電話やLINEなどの口頭やメッセージで伝える方法もありますが、うっかり忘れたり、日程や場所の勘違いが起こりやすくなります。
招待状を渡しておけば、受け取った側も内容を確認しやすく、日程や場所を忘れずに済みます。
結婚式当日に「勘違いして別の場所に行ってしまった」などのトラブルを防ぐためにも、招待状を用意することが重要です。
最終の連絡ツールとして家族に配る予定です!
個別にメッセージを添えられる
受付を設置する場合は、依頼する相手の招待状に付箋を付けて依頼内容の詳細を案内します。
また、招待状に受け取る人への感謝の気持ちや特別なメッセージを添えることができます。
家族婚はゲストが少人数だからこそ、手書きの一言メッセージを加えることで、より心温まる招待状になります。
例えば、「大切な一日を一緒に過ごしてほしい」といったメッセージが添えられていれば、受け取った側も喜んでくれるでしょう。
家族婚だからこそ、丁寧な気持ちを伝えるツールとして招待状が役立ちます。
招待状を必要とする親族もいる
特に年配の親族の中には、結婚式に招待される際に招待状を受け取るのが当然と考える方もいます。
「家族だけだから大丈夫だろう」と思って招待状を省略すると、失礼に感じてしまう方もいるかもしれません。
SNSやメールではなく、紙で情報を確認したい親族もいるでしょう。
また、正式な形で招待状が送られてくることで、「結婚式に招待された」という実感が湧き、心の準備もできるものです。
家族婚でも招待状は、親族との円滑なコミュニケーションを保つために重要な役割を果たします。
思い出としても残せる
招待状はただの連絡手段ではなく、結婚式の記念品としても残すことができます。
結婚式の後に招待状を見返すことで、当時の思い出や温かな気持ちが蘇ることでしょう。
特に家族婚は、限られた大切な人たちと過ごす特別な一日です。
手作りの招待状であれば、より一層思い出に残るアイテムになります。写真と一緒に保管することで、家族婚の素敵な記憶を形に残せるでしょう。
家族婚で招待状は誰に送るべき?
家族婚はゲストが限られているため、招待状を送る範囲も明確にしておく必要があります。
基本的には1世帯に1通の招待状ですが、どこまでの家族に送るべきなのか、以下のように考えると分かりやすいです。
家族婚では両親にも用意する?
一般的な結婚式の場合は、両親は式の主催者の立場として、招待状を送らないことがマナーとされています。
一方、親族だけの家族婚では自由度が高く、式場の場所や日時の詳細を伝えるためにも、両親にも招待状を送る方が安心です。
両親に招待状を用意するのは必須ではありませんが、家族婚ならではの心遣いとして手渡しするのも素敵な演出です。
特に遠方に住んでいる両親の場合、招待状があることで日程や場所を確認しやすくなります。
感謝の気持ちを込めた一言メッセージを添えることで、より特別感が生まれるでしょう。
兄弟姉妹には既婚なら送るのが一般的
兄弟姉妹も家族婚の招待対象ですが、特に既婚の兄弟姉妹には招待状を用意するのが一般的です。
兄弟姉妹が家庭を持っている場合、別世帯として招待される形になるため、正式な招待状があったほうが丁寧です。
私は未婚の姉がいますが、両親と別の場所で暮らしているため、姉にも用意する予定です。
手作りの招待状であれば、兄弟姉妹に合わせたメッセージを添えることもできます。
「いつも仲良くしてくれてありがとう」「一緒に楽しんでほしい」といった言葉を加えると、温かな気持ちが伝わるでしょう。
祖父母や親戚への対応
祖父母や親戚も家族婚では重要なゲストです。
特に祖父母は招待状を丁寧に渡すことで、気持ちをしっかり伝えることができます。
遠方に住んでいる親戚の場合、招待状があることで場所や時間の確認がしやすくなります。
原則、1世帯に1通送るようにして、家族婚でも祖父母や親戚への心遣いは欠かせません。
特に、体の不自由な方や車いすを使う方には、バリアフリー案内など、招待状には会場の地図や注意書きも添えると親切です。
家族婚での招待状に同封する基本構成
家族婚の招待状には、基本的な項目を押さえておけばシンプルにまとめることができます。
以下の要素を忘れずに同封しましょう。
本状
本状は招待状のメインとなる部分で、結婚式の日程や場所、時間などを記載します。
家族婚では形式にこだわりすぎず、シンプルで温かな内容にまとめると良いでしょう。
- 挙式・パーティーの日時
- 会場名と住所
- 差出人の連絡先(新郎新婦の電話番号)
会場の場所については、交通手段や行き方も記載すると安心です。
この他、ドレスコードや、ご祝儀が不要な場合はその旨を記載しましょう。
手書きや手作りの本状であれば、温もりが感じられ、家族婚の雰囲気にも合います。
封筒
招待状を郵送で送る際には封筒が必要です。
封筒には受取人と差出人の名前と住所をそれぞれ丁寧に記載し、きれいな字で書くように心がけましょう。直接手渡す際には、住所の記載は不要です。
正式には毛筆で手書きするのがマナーで、筆ペンでOKです。
家族婚でも正式な形で用意する小さな気遣いが、招待される側にも伝わります。
返信用封筒→不要
一般的な結婚式では招待状に返信用封筒を同封しますが、家族婚の場合は事前に出欠確認取れるので、不要なことが多いです。
人数が限られているため、直接聞くか、電話やLINEなどで出欠を確認する方法が一般的です。
ただし、招待状に返信用封筒は省略するといった注意書きを添えることが大切です。
付箋→受付なしなら不要
一般的な結婚式では、受付を依頼する方に付箋を付けて案内しますが、家族婚で受付を設けない場合、付箋も不要です。
家族婚では受付がないことが多いため、招待状にその旨を記載しておくと親切です。
「当日は受付を設けておりませんので、そのまま会場へお越しください」といった一文を添えると良いでしょう。
会場の地図
会場の地図は必ず同封しましょう。
家族婚であっても、遠方から来る親族にとって地図があると安心です。
式場の名前や住所だけでなく、最寄り駅や駐車場の交通情報も加えると丁寧です。
例えば「〇〇駅から徒歩5分」「駐車場は会場向かいの〇〇パーキングをご利用ください」といった案内があると親切です。
家族婚での招待状のテンプレート例文
家族婚の招待状は、ゲストが少ないからこそ簡潔でわかりやすい内容が求められます。
以下に、具体的なテンプレート例文を紹介します。
〈テンプレート例〉
謹啓
新緑の候 皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます
このたび 私たち〇〇(新郎名)と〇〇(新婦名)は 皆様に見守られながら結婚する運びとなりました
つきましては 日ごろお世話になっている皆様に感謝の気持ちを込め ささやかながら家族のみの結婚式を執り行いたいと存じます
なお 挙式後に心ばかりの小宴をご用意いたしました
ご多用中とは存じますが ぜひご出席賜りますようお願い申し上げます
敬具
〇〇年〇月〇日
新郎〇〇(名前)・新婦〇〇(名前)
日時:
令和〇年〇月〇日(〇曜日) 午前〇時より
場所:
〇〇会場(住所)〇〇駅より徒歩〇分 駐車場有
〇〇ホテル・レストラン
電話番号:
xx-xxxx-xxxx
なお すでに出席のご快諾をいただいておりますので 返信ハガキは省略させていただきました
家族婚の招待状は、かしこまりすぎず心温まる文面を意識しましょう。
食事会を開催する場合、「披露宴」ではなく家族婚では「小宴」「パーティー」という表現にします。
どうやって書いたらいいかわからない場合は、下で紹介するCanvaの無料テンプレートを活用するのがおすすめですよ。
家族婚でも注意したい招待状マナー!忌み言葉や重ね言葉を避ける
家族婚であっても招待状のマナーには気をつけたいポイントがあります。
特に「忌み言葉」や「重ね言葉」は、不吉とされる表現として避けるべきです。
忌み言葉とは?
結婚式にふさわしくない言葉として「別れる」「終わる」「離れる」「戻る」などの言葉があります。
これらは離婚や破局を連想させるため、使わないようにしましょう。
また、招待状では縁を切る意味合いとされる「、」「。」など句読点は使わないで、代わりに一文字空けて書きます。
例:
- ×「皆様にお会いできることを楽しみにしていますが、都合が悪ければご連絡ください。」
- ○「皆様にお会いできることを 心より楽しみにしております。」
重ね言葉とは?
「重ね重ね」「ますます」「繰り返し」など、同じ意味を重ねる言葉も避けるべきです。
「繰り返す」ことが再婚や不幸を想起させると考えられています。
家族婚でも、マナーを意識して丁寧な招待状を作成することで、失礼のない印象を与えられます。
家族婚の招待状の送り方
家族婚の場合、招待状の渡し方や期限が異なるケースも多いです。
家族婚の招待状はどうやって渡す?
家族婚の招待状は、直接会えるなら手渡しすることが一般的です。
家族だけの小規模な結婚式なので、直接手渡すことで感謝の気持ちを伝えやすくなります。
直接手渡す場合は、封筒には住所を記載しないのがマナー。
両親や祖父母、兄弟姉妹には「結婚式への感謝の気持ち」をしっかりと伝える機会にもなります。
ただし、遠方に住んでいる親族には、郵送で招待状を送っても問題ありません。
封筒に住所と切手を付けて郵送し、手書きのメッセージを添えると心温まる招待状になります。
家族婚の招待状はいつ送る?
一般的な結婚式では出欠確認が必要なため、3ヶ月前までに送りますが、家族婚で出欠が前もってわかっていれば返信は不要です。
そのため家族婚の場合は、招待状は1ヵ月前までに渡せばOK。
ただし、場所や日程は早めに伝えておくことが重要です。
また、家族婚でも出欠確認で返信用封筒を同封するなら、「〇月〇日までにご連絡ください」と期日を明記しておきましょう。
家族婚での招待状の作り方3選
家族婚の招待状は手作りでも簡単に作成できます。以下の3つの方法を紹介します。
1. 作成キットを購入する
文具店やインターネットで招待状作成キットを購入すると、手軽におしゃれな招待状を作れます。
テンプレートや装飾パーツがセットになっているため、手作り感を出しつつ、きれいに仕上げられるのが魅力です。
ポイント:
- 市販のキットには封筒やカバーも付属されている場合が多い
- 自分でデザインを調整できるので、オリジナリティも出しやすい
\楽天市場で探す/
2. 無料テンプレートをダウンロードして印刷する
費用を抑えるなら、パソコンの無料テンプレートの利用がおすすめです。
インターネット上には結婚式用のデザインテンプレートが豊富に用意されています。
私は無料で豊富なデザインが使えるCanvaがお気に入りです。
「結婚式 招待状」と検索すると、おしゃれなデザインとテンプレートを選んで編集できます。
好きなデザインを選び、プリンターで印刷すれば、費用を抑えて招待状を作成できます。
手順:
- テンプレートサイトで好みのデザインを選ぶ
- 必要事項(日時・場所など)を入力して編集
- 厚めの用紙に印刷してカット
3. 招待状印刷サービスを利用する
手間を省きたい場合は、高品質な仕上がりになる専門の印刷サービスを利用するのもおすすめです。
作成したデザインを送って用紙種類などを選び、印刷したものを自宅に届けてくれます。
一方で、家族婚の場合は少数印刷となるため、コストがやや高くなることもあります。予算に合わせて検討しましょう。
まとめ:家族婚でもマナーを守って心のこもった招待状を作成しよう!
家族婚だからといって招待状を省略するのではなく、心を込めた招待状を用意することで、結婚式がより特別なものになります。
招待状は結婚式の第一印象を決める大切な役割を持つため、丁寧なマナーとデザインで作成することが重要です。
今回紹介したテンプレート例や作成方法を参考に、家族婚にふさわしい招待状を準備しましょう。
家族にとっても思い出に残る素敵な招待状が作れれば、式当日もより温かい雰囲気に包まれることでしょう。
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