結婚式の費用をまかなう手段として「ブライダルローン」を検討している方も多いでしょう。
後悔しない理想的な結婚式を挙げるために、足りないお金をローンでまかなうことができます。
しかし、結論としてブライダルローンはやめたほうがいいです。
実際に「ブライダルローンで後悔してる」という意見も少なくありません。
なぜなら、ローンの返済負担が結婚後の生活に大きな影響を及ぼすケースがあるからです。
本記事では、ブライダルローンがどのような影響を及ぼすのか、リアルな体験談や具体的なシミュレーションなどを紹介します。
また、ローンを利用せずに結婚式費用を抑えるための方法や、費用を賄う工夫も徹底解説。
2人にとって最適な結婚式資金の準備方法を見つけ、後悔しないようにしましょう♪
ブライダルローンはやめたほうがいい理由
結婚式にはお金がかかりますが、安易にブライダルローンを選択するのは危険。やめたほうがいい理由として、大きく3つ解説していきます。
ブライダルローンの金利によって総支払額が増える
ブライダルローンの最大のデメリットは、金利により総支払額が大幅に増えることです。
多くのブライダルローンは5〜10%の金利が設定されており、借入金額が大きいほど負担も増えます。
例えば、300万円を年利10%で5年間返済する場合、総支払額は利息を含めて約382万円に。
さらに、返済期間が長いほど利息の負担も増えるので注意が必要です。
ブライダルローンは理想の結婚式を実現できる反面、返済に苦しむ可能性があるため、慎重に検討する必要がありますよ。
返済負担が結婚式後の生活に影響する
新婚生活がスタートすると、引っ越し費用や家具の購入など、さまざまな支出が増える傾向に。
その上、ブライダルローンの返済が重なると、家計が圧迫される原因となります。
毎月の返済の負担があることで、結婚式後の生活が制限されるケースも少なくありません。
さらに、返済計画が無理のあるものであれば、毎月の支払いが滞ってしまうことも。
その結果、信用情報に影響が出るリスクもあるため、計画的な返済が難しい場合はブライダルローンの利用をやめたほうがいいでしょう。
他のローンが通りにくくなる
ブライダルローンをやめたほうがいい理由の3つ目は、他のローン審査が通らなくなるというリスク。
ブライダルローンの返済が続く間は、住宅ローンや車のローンといった他の大きなローン審査に通りにくくなる可能性があります。
特に、借入額が大きい場合や返済期間が長期にわたる場合は、他のローンへの影響が大きくなりがちです。
結婚後、家族が増えた場合や将来的な住まいの購入を考えている方にとって、この制限はデメリットと言えるでしょう。
総合的に考えると、結婚式のためにブライダルローンを組むことは、長期的な資産形成においてデメリットが大きいと言えます。
ブライダルローンの体験談
実際にブライダルローンを利用した人の体験談を調査してみました。
ブライダルローンを利用する人の割合
ブライダルローンの利用者は、全体の2~3%程度ですが、近年増加傾向にあります。(ライフプランニング協会参)
利用する理由としては、「親からの支援がない」「思いがけない大きな出費があった」「一生に一度の結婚式だから」と考え、豪華な式を挙げるためにローンを選択しています。
一方で、ローン返済の負担を後から実感し、後悔するケースも少なくありません。
ブライダルローンのメリット体験談
ブライダルローンを利用することで、予算を気にせず希望通りの結婚式を実現できたという声も。
資金が足りなくても、ローンを利用することで一生に一度の夢を叶えられるのはメリットの一つです。
ブライダルローンなんて使ってしまった
— べびい (@rayrayray___7) September 14, 2024
2%前半だしキャッシュ増えるからいいかななんて、、、
後悔はしていない
御車代いっぱい出してあげたいんだ
30人くらいで無駄に400万くらいかけましたけど、やってよかったと思います!
— かのん (@kanon_sxls) September 18, 2024
(6年前でまだブライダルローン返してますw)
バツイチ再婚ですが、最初は結婚式やらなかったのであんまり興味なかったんですがやったらやったで今でもいい思い出+形に残るのがいいとは思います☺️
ブライダルローンで後悔した体験談
一方で、ブライダルローンによって毎月の返済が負担となり、余裕のある新婚生活を送れなかったというケースも多く聞かれます。
ローンの返済が厳しい場合は、やめたほうがいいでしょう。
はー!!!式場選びの時に戻りたい!!!
— つんたろ1人目妊活 (@nachumero1228) May 23, 2024
ブライダルローン金利高すぎヤミ金かよwww
てかいまさら、結婚式あげずにお祝いもらった分を当てればよかったのになて思い出した遅い
こだわってらっしゃるのが分かります
— natsu (@____Rmama) August 20, 2024
私も、プロポーズ時は結婚式費用400万円出すと言っていたのに、式直前に貯金がないと ブライダルローンすることに。そうなら高い結婚式場で様々なオプションもしなかったのに…時すでに遅し。せっかく一番綺麗な自分なのにぶち壊されて最悪ですよね
月末が最後の給料日だけど、退職前に有給消化した割に少なくてかなしいから、昨日からTikTokライトでポイ活始めた ←
— 小人森@妊活おやすみ中 (@kobitomori_92) July 28, 2024
まだブライダルローンも残ってるから、泣け無しのお給料も健診の診察代以外は消えるし、旦那のお給料だけが頼りだけど、課金の通知きたらぶち切れそう…
お恥ずかしい事に学生卒業して社会人なりたての身だから貯金なんて全くなくて結婚式費用は彼氏の貯金から全額出してくれる予定だったのね。ただ初期より金額100も上がると彼氏も厳しいみたいでブライダルローン考えてる。今後家買う事も考えるとあんまり分割したくないけど仕方ないかな
— aya @プレ花 (@rTaQLZ3Zfo90494) October 17, 2024
そもそもブライダルローンとは?返済のシミュレーション
ブライダルローンは、結婚式や披露宴にかかる費用を分割して支払うためのローンです。
借入額や返済期間、金利は各金融機関によります。例えば、300万円を7%の金利で借り入れ、5年間で返済する場合、月々の支払い額は約6万円に。
ブライダルローンの支払シミュレーション事例を、以下まとめてみました。
借入金 | 返済期間 | 返済月額 | 返済総額 |
---|---|---|---|
300万円 | 5年 | 約6万円 | 約356万円 |
300万円 | 10年 | 約3.4万円 | 約418万円 |
150万円 | 5年 | 約3万円 | 約178万円 |
150万円 | 10年 | 約1.7万円 | 約209万円 |
結婚式費用を分割で支払うことは、金銭的に余裕のないカップルには一つの選択肢となりますが、無計画にローンを利用することで、返済が思った以上に負担になる可能性も。
返済シミュレーションを行い、月々の返済額や最終的な総額を事前に確認することが大切です。
ブライダルローンを使っても大丈夫な人:盛大に挙式したい&即返済できる
ブライダルローンの利用に向いているのは、豪華な挙式を望み、かつ3ヶ月以内の短期間で返済が可能な方です。
ブライダルローンによっては、3ヶ月以内であれば無利息で借りられるプランもあります。
結婚式直後に一括返済できる見通しがあるなら、金利負担を最小限に抑えられますよ。
ボーナスが予定されている場合や、親族からの援助が見込める場合など、即時返済の準備ができるなら、ブライダルローンの利用も選択肢の一つです。
有名なブライダルローンの金利・手数料を比較
ブライダルローンを提供する金融機関は多く、金利や手数料の違いを比較することが重要。代表的なブライダルローンの特徴を紹介します。
楽天銀行 | SBIネット | スルガ銀行 | 千葉銀行 | |
---|---|---|---|---|
金利 | 7% | 2.975~4.975% | 8~12.8% | 5~5,4% |
無利息期間 | 最大3ヶ月 | |||
限度額 | 10~300万円 | 10~1,000万円 | 10~800万円 | 10~500万円 |
借入期間 | ~8年4ヶ月 | 1~10年 | ~10年 | 6ヶ月~10年 |
詳細 | 詳細 | 詳細 | 詳細 |
一番のおすすめは、最大3ヶ月無利息になるスルガ銀行ですが、3ヶ月を超えると金利が8%かかってくるので注意が必要。
ブライダルローンは、金利や手数料だけでなく、返済期間や毎月の支払額も含めてシミュレーションし、負担にならない計画を立てることが大切です。
ブライダルローンを利用しないで済む方法
ブライダルローンはやめたほうがいい理由を解説してきましたが、ではローンを利用せずに結婚式費用をまかなうにはどうしたらいいのでしょうか。
ここでは、ブライダルローンを使わないで済む具体的な方法を紹介します。
結婚式サイトのキャンペーンを活用する
ゼクシィやハナユメなどの結婚式場検索サイトでは、様々なキャンペーンが行われており、割引や特典を利用することで費用を抑えられます。
サイト経由で式場見学を予約することで、サイト独自の割引が適用されたり、式場見学するだけで高額電子マネーがもらえたり、お得感満載です。
私たちは、ゼクシィ独自割引「花嫁割」を使って、基本挙式料を50%OFFにできましたよ。
関連記事:ゼクシィのキャンペーン詳細
また、ドレスや装花の割引が含まれているプランもあり、これらを賢く活用することで総費用が減少することがあります。
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特典内容 | 3会場で45,000円分の電子マネー 店舗相談でプラス3,000円分 | 3会場で45,000円分の電子マネー | 3会場で45,000円分の電子マネー | 4会場で65,000円分の一休クーポン券 各種相談:電話プラス5000円/オンラインプラス10,000円/店舗プラス20,000円 |
---|---|---|---|---|
獲得条件 | ・式場予約&見学 ・見学後アンケート回答 | ・サイトから式場予約&見学 ・見学後に写真と感想の送付 | ・サイトから式場予約&見学 ・見学後に写真と感想の送付 | ・式場予約&見学&成約 ・見学後アンケート回答 |
HP | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
結婚式サイトの違いや特徴についてまとめた記事もあるので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ご祝儀払いで自己負担額を減らす
結婚式場によっては、後日ご祝儀を活用できる「ご祝儀払い」が可能なプランもあります。
これにより、事前の負担を軽減し、自己資金の負担を減らすことができます。
ご祝儀払いができる有名なサイトが
ご祝儀を支払いに充てることで、自己負担分を最小限に抑えることができるため、ローンを組む必要がなくなる可能性もあります。
また、ご祝儀制の他にも、会費制で結婚式をお得に挙げる方法も。
結婚情報メディア『みんなのウェディング』が提供している会費婚では、自己負担額もゲストの負担もどちらも抑えながら、カジュアルな結婚式をプロデュースしてくれます。
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事前に貯金するための計画方法
結婚が決まったら、計画的に貯金を始めることも重要です。
毎月少しずつ貯金を積み立てることで、結婚式費用を準備することができます。
例えば、結婚式の1年前から準備を始めた場合、毎月数万円ずつ貯金することで、ローンを組まずに費用をまかなうことが可能になります。
周囲の友達も、結婚式が決まってから貯金した人が多いです。
貯金専用の口座を開設するなど、2人で相談しながら貯金することで、計画的に資金を確保できます。
結婚式費用を抑えるアイディア
結婚式費用を抑える方法として、規模や内容を見直すのも有効です。以下は、結婚式費用を節約できる具体的なアイディアです。
少人数など結婚式の規模を小さくする
- 家族婚
- 挙式のみ
- フォトウェディング
最近では少人数の結婚式や家族だけのアットホームな挙式も人気です。人数が少なければ会場費や飲食費が抑えられ、総費用が軽減されます。
リゾート婚でも、親族だけなら一般的な結婚式よりも費用が抑えられることが多いです。
少人数の結婚式は、参列者全員とゆっくり話せるというメリットもありますよ。
持ち込み自由の式場にする
衣装や装飾品を持ち込める式場を選ぶことで、外部から安くレンタルできるアイテムを使用できるため、費用を節約できます。
式場の提携先のレンタルに比べて割安な場合も多く、持ち込みの自由度が高いほど節約の幅も広がります。
席札などのペーパーアイテムは、自分たちで手作りすることもできますね。
注意点として、持ち込み料が発生する式場が多いので、事前に確認しておきましょう。
私たちは、ドレス持ち込みに5万円、生花は1万円かかる式場でした。
関連記事:アールイズでのリゾ婚レポ
持ち込み自由の式場を多数取り扱っているサイトで、最近人気なのがトキハナです。
見積もりの最低価格保証など、カップル側に配慮したサービスが豊富なので、安心してお得に結婚式準備をしたい方におすすめですよ。
値段が安い時期を選ぶ
結婚式の費用はシーズンや曜日によって異なることがあります。
特に平日やシーズンオフである冬や梅雨時期などは割安なプランが多いため、時期をずらすことで費用を大幅に抑えることが可能です。
結婚式サイトハナユメでは、シーズンオフだと大幅に安くなるプランを豊富に展開しています。
時期を選んでお得にするなら、こういった割引プランも活用してみましょう。
値引き交渉する
結婚式の費用については、ある程度交渉の余地がある場合があります。
契約前に式場プランナーと相談し、プランやオプションの見直しを行うことで、希望に近い形で予算を調整できることもあります。
他の迷ってる式場の見積もりを提示して、見積もりが下げられないか相談することができます。
契約後の値引き交渉は難しいので、式場検討段階で、値引き交渉を持ちかけてみるのがおすすめ。
まとめ:ブライダルローンはやめたほうがいい
ブライダルローンは、憧れの結婚式を実現するための一つの手段ですが、その後の返済負担を考えるとやめたほうがいいと言えます。
金利や手数料の負担が生活に影響を及ぼすことや、他のローンに影響が出る可能性など、リスクを十分に理解した上で判断することが大切です。
ローンを組まずに済む方法はたくさんあります。
結婚式サイトのキャンペーンやご祝儀払い、事前貯金など、計画的に資金を用意することで、ローンを利用せずに理想の結婚式を挙げられますよ。
結婚式は人生の一大イベントであるため、予算や生活への影響を考慮して、自分たちに合った方法を選ぶことが重要ですね。
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