家族婚で席次表は必要なの?
席の配置はどうしようかな?
家族婚でも席次について「どんなテーブル配置にすれば失礼にならないか」「席次マナーは守るべきか」と気になることも多いはずです。
結論、少人数でアットホームな家族婚では、一般的な結婚式で用いられる席次表は用意しない新郎新婦がほとんど。
私たちは席次表は用意せず、一緒の長テーブルを囲みます♪
この記事では、家族婚に席次表が必要かどうかを判断するポイントや、席次表を用意する場合のアイディアを紹介。
さらに、テーブルレイアウト別の具体的な実例を紹介し、ゲスト全員が心地よく過ごせる工夫についても解説します。
本記事を参考に、家族婚の席次に関する不安を解消させ、理想的なテーブル配置を見つけましょう♡
家族婚に席次表は必要?
一般的な結婚式では席次表を受付でもらいますが、家族婚でも用意した方がいいのでしょうか?
まずは、家族婚における席次表の役割と、用意する場合の渡し方などを確認しておきましょう。
席次表の役割と目的
席次表は、ゲストが自分の座席をスムーズに見つけるための案内ツールとして重要です。
特に大規模な結婚式では、席次表が混乱を防ぎ、ゲストが迷わず指定された席に着くための誘導になります。
その点、少人数の家族婚は席次表は不要と言えるでしょう。実際、席札のみや、会場の入り口に席次ボードを用意する新郎新婦が多いです。
私たちは6人だけの家族婚なので、席札だけ作成する予定。
一方、席次表には新郎新婦からのメッセージやプロフィールなど、情報を盛り込むことができるため、結婚式全体の雰囲気を引き立てる役割も。
席次表をゲストへの感謝を伝えるツールやお互いの家族を紹介するアイテムとして、家族婚でも活用することができます。
ゲストの心地よく過ごせるためのアイテムとして、席次表を使ってみても良さそうですね。
席次表を用意する場合の必要枚数と渡し方
席次表はゲスト1人1部が基本ですが、家族婚の場合は少人数であることが多いため、ゲストの家族単位で1部ずつ用意することも可能です。
コストを抑えられて、家族単位で席次表を共有することで、家族間の会話が生まれやすくなるというメリットもあります。
渡し方は、受付で手渡しする方法や、会場の入り口に配置して自由に取ってもらう方法があります。
家族婚では受付を設けないことが多いので、入口のウェルカムスペースに置く方法が有効です。
例えば、「こちらから席次表をお取りください」といった案内板を設置すると、ゲストが迷わずに受け取れるでしょう。
席次表に記載すべき内容
基本的な席次表に記載する内容としては、以下のような例が挙げられます。
- ゲストの名前と座席位置
- 新郎新婦からの挨拶メッセージ
- 結婚式のタイムスケジュール
- メニューやドリンクリスト(必要に応じて)
特に家族婚では、ゲストが少人数であるため、ゲスト全員の簡単な紹介を記載するなど、個別の温かみを感じられる工夫もおすすめです。
例えば、「新婦父〇〇:休みの日はゴルフによく行きます。」といったエピソードを添えることで、ゲスト同士が話題にしやすくなります。
家族婚で席次表がいらないケース
家族婚の場合、特に以下のケースでは席次表を用意しなくてOK。判断基準にしてみてくださいね。
ゲストが少なくて席を見つけやすい(10人程度)
家族婚は通常、親族や親しい友人のみの少人数で行われるため、ゲストがそれぞれの席を見つけるのに席次表が不要な場合があります。
基準として、ゲスト10人以下は用意しなくてもいいでしょう。
特に全員が顔見知りである場合、席次表がなくても席の混乱を防ぐことができます。
また、少人数の場合、司会者や新郎新婦が直接席へ案内することも可能です。
10人以上のゲストで席が見つけにくい場合には、席次表があった方が安心ですね。
事前に席次を伝えられる
家族婚の場合、事前にゲストと席次を共有することが可能です。
例えば、招待状やメール、SNSで席次の配置を伝えることで、当日に席次表を用意する手間を省けます。
これにより、コストを削減しながら、ゲストにも安心感を与えることができます。
事前に席次を共有する際には、わかりやすいレイアウト図や具体的な説明を添えると効果的です。
「受付右側のテーブルに〇〇家の席をご用意しております」といった案内文を加えると、当日のスムーズな進行につながります。
席次表以外のアイテムで案内する
家族婚では、席次表を用意しなくても配置を伝えられるアイテムがあります。
- 席札: ゲストの名前を書いた席札をテーブルに配置する。
- ウェルカムボード: 座席配置を示したボードを会場入口に設置する。
これらのアイテムは簡単に作成でき、ゲストへの配慮を感じさせることができます。
家族婚では、席次表の代わりになるアイテムが人気です。
家族婚で席次表を用意する場合のアイディア
家族婚で席次表を用意するなら、席次だけでなくメッセージやイラストなどを充実させなど、さまざまなアイディアで工夫しましょう。
ここでは、席次表を用意する場合の具体的な実例を紹介します。
挨拶メッセージやメニューを記載
席次表に新郎新婦からの挨拶メッセージを記載することで、ゲストに対する感謝の気持ちを伝えることができます。
特に少人数の家族婚では、温かみのある内容が喜ばれるでしょう。
挨拶メッセージや、料理メニューを記載することで、ある程度充実感のある席次表になります。
例えば、メニュー欄に「新郎新婦お気に入りの一品」や「新婦のお母様が選んだワイン」などのエピソードを加えることもできます。
このような工夫で席次表が単なる案内以上の意味を持つアイテムになります。
プロフィールや家族の紹介
家族婚の席次表には、新郎新婦や家族の簡単なプロフィールを記載することで、ゲストが互いを知るきっかけとなり、和やかな雰囲気を作る手助けになります。
例えば、新郎新婦が好きな趣味や出会いのエピソード、家族との思い出話を掲載すると、ゲスト同士の会話が弾みやすくなります。
プロフィールと一緒に、写真やイラストを添えると華やかな席次表に!
これにより、家族婚特有の温かい一体感を生み出すことができます。
コスパ良く手作り
家族婚では費用を抑えるために、手作りの席次表が人気です。
コスパ良く作成するには、以下のような方法があります。
- パソコンでデザインし、自宅のプリンターで印刷する
- 印刷だけを外注する
- 100円ショップのアイテムを活用して装飾する
パソコンの無料編集ツールを活用すれば、簡単におしゃれなデザインが作成できます。
私はペーパーアイテムの作成でCanvaを活用しています♪
作成したデザインは、印刷機がなくても、外注することでコスパ良く綺麗な仕上がりに。
印刷はラクスルで依頼したことがありますが、価格も安くて小ロットから注文できるのでおすすめ。
手作り席次表は、ゲストへの心のこもったおもてなしとして受け取られるでしょう。
家族婚での席次マナー
どの席に誰が座るのか、家族婚でも席次マナーは大切です。
以下3つのポイントを押さえておきましょう。
上座と下座に注意する
結婚式ではテーブルのレイアウトや新郎新婦の座る位置によって、上座下座が変わります。
一般的には、会場の入口から遠い席が上座とされ、新郎新婦や主賓が座ります。一方、入口に近い席が下座に。
フォーマルな披露宴では、高砂に新郎新婦が座り、そこが上座となります。上座には年齢が高い方が座り、下座には若い人が座ります。
一方、カジュアルな食事会だと、新郎新婦もゲストと一緒に座るケースが多く、その場合は新郎新婦が下座に座ります。
なぜ逆になるのかというと、新郎新婦がゲストをもてなす側のホストとして位置づけられるためです。
私たちの場合もゲストと一緒のテーブルなので、入口に近い下座に座ります。
左が新郎・右が新婦
新郎側と新婦側でゲストの席を分ける場合、新郎側が左、新婦側が右とされるのが伝統的です。
ただし、家族婚では柔軟に対応することも可能。
例えば、ゲスト同士が話しやすいように、円卓を囲んだり、テーブルのレイアウトを工夫できます。
ゲストの年齢や体調に配慮した配置
家族婚ではゲスト一人ひとりに合わせた心配りが重要です。
高齢者や車いすを使うゲスト、妊婦さんなどは、入口に近い移動が少なく済む席を割り当てることが望ましいです。
また、ベビーカーでの子ども連れのゲストがいる場合は、周囲にゆとりのある席を割り当てるとよいでしょう。
このような細やかな気遣いによって、ゲストが安心して式を楽しめる環境を作ることができます。
両家の人数差がある場合の配席の工夫
家族婚では、両家の人数差が生じることがあります。この場合、配席に工夫を加えることでバランスを取ることが可能です。
ゲストが10人程度なら、新郎新婦も一緒に同じ長テーブルに座るのがおすすめです。
私たちも両家に人数差があるため、全員で同じ長テーブルを囲います。
家族婚でも人数が20人、30人と多い場合は、少人数の側に多い家のテーブルを混ぜたり、親族以外の友人がいれば加えるなどして調整します。
注意点としては、1人だけ違うグループのテーブルにならないよう、ゲストへの配慮が重要です。
【実例】家族婚でのテーブルレイアウト別の席次
それでは、テーブル形やレイアウト別に、誰がどこに座るべきか、ゲストの配置を具体的に紹介していきます。
長テーブル+高砂ありの配置
人数目安 | 20人以上 |
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特徴 | 伝統的なレイアウト |
新郎新婦が座る高砂席の前に、それぞれの家ごとに2つ長テーブルが置かれたレイアウトは、20人程度の人数規模のある結婚式に向いています。
フォーマルな形式を採用しており、くし型の伝統的なスタイルです。
上座と下座がわかりやすく、両親はもっとも下座が固定値、次いで兄弟姉妹など年の若いゲストが座ります。
新郎新婦からは全体が見渡せますが、両家の交流が行われにくいのがデメリットです。
私たちは「長テーブル1つ+高砂」も提案されましたが、人数が6人程度の少人数なのでバランスが微妙でやめました。
長テーブル+高砂なしの配置
人数目安 | 10人程度 |
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特徴 | ゲストと交流しやすい |
高砂席を設けず、ゲストと同じ目線で座るスタイルは、カジュアルでアットホームな印象を与えます。
このレイアウトでは、新郎新婦がテーブルの端に座るか、ゲストに混ざって座る形式が多いです。
私たちもこのパターン!真ん中に混ざる感じで座ります。
新郎新婦を下座とする場合は、その両脇には両親が座ります。
ゲストとの距離がより近くなるため、交流を重視したい家族婚に適しています。
円卓+高砂ありの配置
人数目安 | 30人程度 |
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特徴 | 友人も呼びやすい |
円卓に高砂席を組み合わせたレイアウトは、30人程度の大きめの家族婚に向いており、フォーマルさと親しみやすさのバランスが取れた配置です。
友達も呼びたい場合は、友達だけの円卓が作れるので、親族とも気まずくなりにくいでしょう。
下座には家族の円卓を配置し、手前に親族、友達も呼ぶなら一番上座に設置することになります。
注意点としては、円卓には新郎新婦に背を向けて座る座席があるので、新郎新婦側を向くためにいちいち振り向かなくてはいけません。
年配の方を配置するのは避けた方が良いでしょう。
グループごとに円卓を分ければ歓談しやすく、視覚的にも華やかな雰囲気を演出します。
オーバル型(楕円形)の配置
人数目安 | 10人程度 |
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特徴 | 視線が交差しやすい |
オーバル型(楕円形)のテーブル配置は、視線が交差しやすく、ゲスト全員の顔が見えるのが特徴。
このレイアウトは特に少人数の家族婚に適しており、全員で会話を楽しむのに最適です。
オーバル型は上座下座がわかりにくいですが、新郎新婦を上座とする場合、一番遠い反対側の側面が下座になります。
どんな配置にしたいか、プランナーさんと相談しましょう♡
装飾を工夫することで、上品でおしゃれな雰囲気を作り出すこともできます。
まとめ:席次表を工夫して家族婚を彩ろう!
家族婚は少人数ならではの温かさや絆を感じられる特別な結婚式です。
その中で、席次表や席配置に工夫を凝らすことで、ゲスト一人ひとりが心地よく過ごせる時間を提供できます。
席次表が必要かどうかを見極め、ゲストや式の雰囲気に合った形式を選びましょう。
また、席次表が不要な場合でも、代替アイテムや配席の工夫によって、ゲストへの配慮を感じさせることが可能です。
家族婚は形式にとらわれず、新郎新婦とゲストが楽しく過ごせる場を作ることが何より大切♡
席次表やテーブル配置にアイデアを加えて、心温まる思い出深い結婚式を演出してくださいね。
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